以前「職業治験・治験で1000万円稼いだ男の病的な日々」という本を読んだことがあります。確かユニークな本を出すので有名な幻冬舎という出版社から出版された本だと思います。治験とは製薬会社が新薬を開発した際、市場で発売する前に、その薬効とか安全性を確認するために人を使って実験することを言います。言い換えれば新薬の人体実験なのです。でもこの前に動物による実験がありますから、第二次試験とも言えます。

この治験の報酬が驚くほど高いのです。だいたい2～3週間の間病院に入院して行われるのですが、3食付で日給は優に2万円を超えるのです。したがって退院すれば3週間だとすると50万円～60万円のお金を手にすることができるのです。宿つき、食事つきでこれほどの高報酬のアルバイトが他にあるでしょうか。しかも人体実験といえば聞えは良くありませんが、実際には危険性などはほとんどないのです。

【治験は楽に高額収入が稼げるが応募には条件がある】

上に書いたことはすべて事実です。でも治験の仕事に参加するには条件があります。まず年齢です。薬品によっては高齢者でも参加できるものもありますが、ほとんどの薬品は対象者を若い人に絞っているようです。したがって40歳以上の人だと、応募対象は非常に少なくなります。次の条件は1度治験に参加すると、その後3年間はあらゆる治験に参加できません。

これはある程度期間をおかないと、治験の効果が分かりにくいからです。このような条件がある治験ですが、今のわが国にあるバイトの中では、恐らく待遇的にはトップクラスにあるのではないでしょうか。一度インターネットで治験について検索してみてください。知っていて損はないと思います。