銀行カードローンのネット申込みで聞かれる審査項目

銀行カードローンナビ

2015.08.17

mag089

銀行カードローンのネット申込みの時の審査項目―。
これはどの銀行でも大体同じで、消費者金融の内容とも似ています。

強いて言うなら、消費者金融より銀行カードローンの方がやや細かいです。
(低金利で融資する分、厳しく審査をするわけですね)

ここでは銀行カードローンで共通して見られるネット申込みの審査項目と、それぞれで、どのような条件なら審査に申し込みやすいか、などをまとめます。

見出し一覧

1.銀行カードローンのネット申込みで聞かれる審査項目
1-1.基本情報 ~氏名・生年月日など~
1-2.勤務先情報 ~勤続年数・年収など~
1-3.自宅情報 ~住宅種別・名義など~
1-4.与信情報 ~現在借入総額・借入件数など~

2.まとめ「申込み時は聞かれない、個人信用情報が一番重要」

1.銀行カードローンのネット申込みで聞かれる審査項目

1-1.基本情報 ~氏名・生年月日など~

当然ですが、氏名や住所、生年月日などを最初に聞かれます。
どうでもいい情報のようですが、実はこれが一番大事です。

というのは、個人信用情報を検索するために、名前と生年月日が最重要だからです。
個人信用情報というのは、これまでの借り入れ・返済・審査などのすべての履歴です。
カードローン・クレジットカード・住宅ローン・分割払いなどすべての記録がここに集まっています。

銀行カードローンの審査も大部分はこの「信用情報」によって決まるもの。
なので、その検索に必要な「氏名・生年月日」が、実は一番重要な情報なのです。

ということは、これを偽ってしまえば、信用情報をごまかすことができるんですね。
実際、大ヒット漫画『ナニワ金融道』にも、その手法がよく登場します。

たとえば生年月日の「1」を「7」や「2」に書き換えるなどの方法が当時は有効だったのです。
今ではそんな単純な方法は通じなくなっていますが、昔そういう方法があったくらい、基本情報が実は一番重要ということなんですね。

1-2.勤務先情報 ~勤続年数・年収など~

これもかなり重要です。
年収・会社名・勤続年数などの一般的な情報から始まって、かなり細かい部分まで聞かれます。

たとえば「業界・業種・職種」など。
業界や業種は、新しい流行りのものよりも、昔からあった堅実なジャンルの方が信用されます。

たとえば最近だとスマホアプリを作る会社などは、急激に伸びています。
しかし、いつまで続くかわかりませんよね。
なので、こういう会社よりも自動車・鉄鋼などの昔からあった、お堅いジャンルの会社が信用されます。

職種については特別大きな影響はありません。
しかし、たとえばブラック企業で一番使い捨てにされるのが、若い営業の社員であるように「この職種は、不安定」というのがあります。
それに該当する場合、審査でやや厳しくなるかも知れません。

会社の従業員数というのも聞かれます。
これは当然大きい方がいいです。

ただ、中小企業でも会社の歴史が長かったり、知名度が高い所だったら信用されます。
(日本には、結構そういう「すぐれた中小企業」があるものです)

勤続年数は「入社年月」という数字で聞かれることが多いです。
ほとんどの人は覚えていると思いますが、あやふやな人は一応確認しておきましょう。

バイトから正社員になったという場合、バイト時代から入れてOKです。
(アルバイトの方がカードローンの審査を受ける時も、入社年月を答えるので)

1-3.自宅情報 ~住宅種別・名義など~

どんな家に住んでいるか、というのもキャッシングでは重要な情報。

まず「持家か賃貸か」が問われます。
当然持家の方が有利です。

次に「自分名義か家族名義か」が問われます。
当然自分名義の方が審査に申し込みやすくなります。

「住宅種別」というのもあります。
同じ持家でも「一軒家」なのか「マンション」なのか、というものですね。
(マンションを購入した場合、持家でもマンションのことがあります)

これは「一軒家」の方が有利。
というのは、土地があるので、家に価値がなくても、土地には最低限の価値があるからです。

ただ、マンションでも新しい人気の物件などは価値があるので、一概には言えません。
一軒家でも、場所によっては時価総額が非常に低いこともあります。

他には「住宅ローンや家賃の支払金額」があります。
毎月いくらの出費があるか、ですね。

住宅ローンが終わっていればゼロなので、これが最も有利。
逆に言うと、家賃が高いほど審査で不利なので、「いいマンションを借りている」という人は、実はキャッシング審査では不利なんですね。

この辺、キャッシングの審査というのは、なかなか人生をうまく観察しています。
実際、タワーマンションに住んでいる人のほとんどは、一見お金持ちですが、実は年収1000万ちょっとの会社員で、さほど裕福でないケースがほとんどなのです。

(どんどん使ってしまうので、資産が全然ないんですね)

その点、カードローンの審査の「家賃の支払いが多いと不利」というのは、見かけに騙されず、現実的でいいと思います。
(日本人は、このくらいドライに、数字だけで自分の生活を観察する習慣を持ってもいいかも知れません)

1-4.与信情報 ~現在借入総額・借入件数など~

これも最重要項目の一つ。
今どのくらい借金しているか、いくら借りたいか、ということですね。

借入総額も借入件数も、当然少ない方がいいです。
このうち、特に重要なのは「借入件数」。

借入総額が多くても「1つの業者から集中的に借りている」というのはさほど悪くないのです。
というのは、それだけその業者が、その人を信用しているということだからです。

クレジットは英語で「信用」という意味ですが、この辺日本人は誤解しています。
借金はある意味「信用のバロメーター」なんですね。

史上最強の借金王は、古代ローマのカエサル。
彼は皇帝になるはるか前の小役人の頃から、すでに当時のローマの国家予算レベルの借金をしていました。

あまりに彼の借金が多すぎて、借金取りも彼をつぶせなくなり(つぶしたら、全額戻ってこない)、彼を皇帝にして返済してもらうしかなくなった、という笑い話のような逸話があります。

これは究極の例ですが、これを見ても「借金=信用」というのがわかるでしょう。
カエサルに莫大な金を貸した人たちは、何だかんだでカエサルを信用していたのです。

…ということで、借入総額が多いのは、そんなに問題ではないのです(結構問題ですが)。
それより「借入件数が多い」というのが一番マイナスなんですね。
そのすべての業者が、その人を「あまり信用していない」という証拠だからです。

というのが「借入総額」と「借入件数」で審査が左右される条件。
さらに「希望金額」も、ある程度重要な項目です。

これも小さい方がいいです。
あまり多額の借金をお願いする人間を、私たちは信用しないからです。

基本的に少額で融資を頼みに来る人の方が、その後の返済もマジメにする確率が高いです。
なので、希望金額を小さく申請する、というのも大事なことです。

2.まとめ「申込み時は聞かれない、個人信用情報が一番重要」

以上、多くの審査項目を紹介してきましたが、これらより最も重要なのは「個人信用情報」。
「氏名・生年月日」の部分で書いた通りです。

これはネット申込みの時には当然聞かれません。
個人信用情報機関が管理しているので、私たちが答えられる項目ではないからです。

で、その信用情報が結局一番重要です。
特に過去に重大な返済トラブルを起こした方は、どれだけ他の条件がよくても、審査に通らない…ということがしばしばあります。

重大なトラブル(事故情報)というのは、たとえば「長期延滞・代位弁済・債務整理」などです。

長期延滞は大体「3ヶ月以上の延滞」を指します。
クレジットカードやカードローンはもちろん、携帯電話の本体の分割払いなども含みます。

代位弁済は「誰かがその人の代わりに返済した」ということ。
例えば銀行カードローンで返済不能になった場合、保証会社になっているアコムやSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)などの消費者金融が、その人の代わりに返済します。
(で、あとでその人にお金を要求します)

債務整理は、自己破産・任意整理・特定調停・個人再生など。
任意整理というのは、よく知られている過払い請求などを含みます。
特定調停は任意整理を裁判所でやるものです。
個人再生は「借金を5分の1に減額し、数年で完済する」というもの。

どの債務整理の場合でも、5年~10年はその記録が信用情報に残ります。
特に重度の事故情報(異動情報)なので、これらがあると、いわゆるブラックリストと呼ばれ、審査にはそうそう通りません。

…と、まとめと言うより個人信用情報の解説になりましたが、とにかくこのような膨大な情報によって、みなさんの銀行カードローンの審査結果が左右されるわけです。

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