オリックス銀行カードローンの金利と返済する際の手数料・返済方法を調査
オリックス銀行は、高額借入で低金利になる
オリックス銀行カードローンの金利(実質年率)について書くと、まず「下限金利が安い」ということが、最大の特徴として指摘できます。これによって高額キャッシングで低金利になるわけですが、以下、オリックス銀行カードローンの金利や返済方法・手数料などについてまとめていきます。
下限金利の安さは、楽天銀行・じぶん銀行などに次いで4位
オリックス銀行カードローンの下限金利は、1.7%(実質年率)となっています。これはオリックス銀行カードローンと同じく最大限度額が800万円の銀行カードローンのグループでは、3位につけています。最高800万円まで借りられる銀行カードローンで、下限金利だけ一覧にすると下のようになります。
- 楽天銀行…1.9%(実質年率)
- じぶん銀行…2.4%(実質年率)
- ソニー銀行…2.5%(実質年率)
- オリックス銀行…1.7%(実質年率)
- イオン銀行…3.8%(実質年率)
- 三井住友銀行…4.0%(実質年率)
このように、最高800万円のグループの中で4位ということですね。「4位か、大したことないな」と思うかも知れませんが、それでもそれほどの金利差はありません。また下限金利というのは、実際にその金利になるかどうかというのが最重要です。つまり、上の一覧の銀行カードローンにしても「最高800万円まで借りたらこの金利になる」と決まっているわけではないのです。
その点、オリックス銀行カードローンは上限金利を高くしている分、「下限金利については、適用の幅を広げてサービスをしている」という口コミ・評判が多く見られます。つまり、1.7%という下限金利が適用される確率が、他の銀行カードローンより高い…という可能性があるわけです。
あくまでネット上の評判・体験談による情報なので、どこまで事実かはわかりません。ただ、ある程度そのような事例があったから口コミ・評判が流れるということも想像できますので、オリックス銀行カードローンは、高額借入に向いている…と言っていいでしょう。
400万円以上から低金利になる
そして、この下限金利の安さがどのくらいの借入総額から生きるのか。高額借入とはいくら以上を指すのか…という疑問が当然あるでしょう。これは「400万円以上」が一つの基準になります。理由は、オリックス銀行カードローンの限度額が最高800万円なので、その真ん中ということです。シンプルな理由ですが、案外これで合っているものです。
銀行カードローン・消費者金融によって違いはありますが、「下限金利の影響が強くなるか、上限金利の影響が強まるか」の境目は「最大限度額の真ん中」というのが基本なのです。多少ずれることはありますが、わかりやすい計算方法として、参考にしてみてください。
普通のキャッシングなら、消費者金融並みの金利
ここまで書いてきた通り、下限金利が安く高額キャッシングで有利なオリックス銀行カードローン。しかし、デメリット・短所・注意点も当然あります。それは100万円以下の普通のキャッシングだと、消費者金融並みの高金利ということです。
オリックス銀行カードローンの上限金利は「17.8%」となっています。これはプロミスと同じ上限金利で、その他の消費者金融とも0.2%の金利差しかありません。(プロミス以外の消費者金融は、すべて18.0%という実質年率です)
そして、キャッシングを利用するほとんどの人は、100万円以上借りることができません。複数の借り入れ・多重債務の総額が100万円以上ということはあっても、一つの銀行カードローンやキャッシング業者から100万円以上借りるというのは、かなり難しいのです。
100万円どころか、ほとんどの人は50万円以上キャッシングするのも難しいんですね。なので、100万円以下の適用金利である上限金利が、実際にはほとんどの人にとっての「金利のすべて」なのです。
ということを考えると、上限金利が消費者金融並みであるオリックス銀行カードローンは、残念ながら「一般的なキャッシングでは、金利が高い」という部類になってしまいます。そのため、低金利を求める方であれば、あくまで高額借入向け…ということを意識して下さい。
オリックス銀行は提携ATMでの返済が有利
オリックス銀行カードローンのメリットとして、「提携ATMでの返済がしやすい」という点が指摘できます。提携ATMでの返済は任意返済・臨時返済の中心となるもので、これがしやすいということは、それだけ早期完済がしやすくなり、最終的な利子総額も小さくなるということ。ここでは、オリックス銀行カードローンの提携ATMでの返済がどのように便利なのか、それを解説していきます。
提携ATMの多さがトップレベル
オリックス銀行カードローンは、すべての消費者金融・銀行カードローンの中でも特に提携ATMが多くなっています。まず、提携コンビニATMはすべて利用手数料なしで借入・返済できますし、銀行ATMでも、下の提携銀行ATMが無料になっています。
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- 三井住友銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- 西日本シティ銀行
- ローソン
- E-net
このように主要な銀行の提携ATMが借入・返済ともに無料になっているわけですね。メジャーな銀行の中で提携していないのは、下のようになります。
- みずほ銀行
- りそな銀行
これだけです。三大メガバンクのうち三菱UFJ銀行・三井住友銀行を抑えていますし、ゆうちょ銀行もセブン銀行・イオン銀行もありますし、もうこの時点で日本のほとんどの提携銀行ATMが無料で使えるということです。
それに加えてさらに提携コンビニATMも全部無料で使えるわけですから、提携ATMでの返済に関しては、これほど便利な銀行カードローンもない…と言っていいでしょう。
オンラインバンキングでの返済も可能
また、オリックス銀行カードローンはネットバンキング・オンラインバンキングでの返済も可能です。もともと実店舗をほとんど持たないネット中心の銀行ですから、これはお手の物です。
オンラインバンキングでの返済のメリットとしては、下のような点が指摘できます。
- いつでも思い出した時に臨時返済・任意返済できる
- 体調不良など、外に出られない時でも返済できる
- 悪天候の時でも、出かける必要がない
などなど。変わった例としては、女性が今日は一日すっぴんで過ごす…と決めている日など、外に出なくても返済できるというのはメリットでしょう。
スマートフォン・タブレットでもオンライン返済はできますが、外部のWi-Fiを使う時は、くれぐれもセキュリティに注意して下さい。できれば自前のWi-Fiを使い、スターバックスなどの公共のWi-Fiは使わないことをおすすめします。
オリックス銀行の口座があると便利
オリックス銀行カードローンは、オリックス銀行の口座がなくてもスピード借入が可能となっています。
なので、別にオリックス銀行の口座を開設しなくてもいいのですが、やはりその後の借入・返済のことを考えると、オリックス銀行の口座を持っていた方が、断然便利だと言えます。
提携ATM利用手数料も無料になりやすいですし、いわゆるロイヤリティの強いユーザーとして、借入枠の増額もしてもらいやすくなります。ロイヤリティというのは忠誠心のことで、要するに「お得意さん」ということです。自分が銀行カードローンの側だったら、やはり贔屓にしてくれるお客さんから、順番に最高限度額を増額していくでしょう。そのように、最高借入枠を拡大したいと思っている方はなおさら、オリックス銀行の口座を持つべきだといえます。
臨時返済・任意返済について
以上、ここまではオリックス銀行カードローンの実質年率(金利)や、返済方法について書いてきました。ここからはすべての消費者金融・銀行カードローンやクレジットカード会社で共通して言える、任意返済・臨時返済という行為そのものについて語っていきます。
約定返済と任意返済の違い
キャッシングの世界では、返済の種類は大別して2通りに別れます。
- 約定返済
- 任意返済
という2つです。これはわかりやすく普通の言葉で書くと、下のようになります。
- 定期返済
- 臨時返済
こう書くと、意味が大分わかりやすくなるでしょう。約定返済の「やくじょう」というのは「約束で定まった」という意味。なので、毎月1回の定期返済のことになるわけですね。ほとんどの場合は銀行引き落としで返済します。
もう一つの「任意返済」というのは「任意、つまり自由」に返済をする…というものです。なので、これが臨時返済になります。臨時である以上、口座振替は使えないので、提携ATMでの返済・オンライン返済・銀行振込での返済のどれかになります。
一部繰り上げ返済のメリット
臨時返済・任意返済のことは、別名で一部繰り上げ返済ともいいます。(全額返済のことが繰り上げ返済と呼ばれるので、全額ではなく一部返済するということですね)
この一部繰り上げ返済のメリット・長所は、一覧にすると下のようになります。
- 最終的な利子総額が減る
- 借入状況を正確に把握できる
- 返済のモチベーションが上がる
- 信用度(クレジットスコア)が高まる
という長所・メリットです。個人的に特に大きいと思うのが、「返済のモチベーションが上がる」ということ。私も多重債務者だったのでわかりますが、借入残高が多くても、増えているのではなく、徐々に減っているというのを実感するだけで、モチベーションは上がるのです。簡単に言うと「右肩上がりか、右肩下がりか」ということですね。当然ですが、同じ状態でも右肩上がりの方が断然テンションが上がります。たとえキャッシング総額が多くて不利な状態だったとしても、「借り入れが今、増えている人」より「日々減っている人」の方が、返済のモチベーションは上がるわけです。
(哲学者のニーチェの言葉だと、「人間にとって大事なのは、今どこにいるかでなく、どこに向かっているか」となります)
最後の「クレジットスコア(信用度)が上がる」という点については、説明が必要でしょう。これは借入総額が減ったことが、個人信用情報にも記録されるので、それによって新たな借入審査に申し込んだ時に、審査通過率が上がるということです。
ただ、現時点で借り入れをしているなら、あまり追加のキャッシングの審査やクレジットカードの審査は受けるべきではないと思います。クレジットカードだったらいいかも知れませんが、カードローンについては追加借入はあまりおすすめできません。
何はともあれ、一部繰り上げ返済や臨時返済・任意返済にはこのようなメリットがあります。オリックス銀行カードローンを利用する方も、追加返済をどんどんして、早期完済を目指して下さい。
返済はすればするほど楽になる
「消費は消費を呼ぶ」とか、「ツキはツキを呼ぶ」などと言われますが、基本的に人間のすることはすべて循環するものです。つまり、好循環か悪循環のどちらかになる…ということです。
上に書いた通り、返済は一度し始めるとどんどん回っていきます。借入総額が減って利息も小さくなり、利息が小さいからさらに返済が楽になり…というように、どんどん完済が楽になるわけですね。ゴールが日に日に近づいて来るわけです。
なので、オリックス銀行カードローンでもどこでも、借金返済は最初は大変かも知れませんが、少しずつ返済すればするほど楽になると思って、地道に進んで行ってください。
(そのような人生経験は、無事に借金完済をした後でも、別の分野で必ず活きてくるでしょう。後にお金持ちになった方でも、昔は多額の借金で苦しんでいた…という方々はたくさんいます)
オリックス銀行カードローンの金利・返済方法、まとめ
以上、オリックス銀行カードローンの金利(実質年率)や、返済方法などについてまとめてきました。最後に整理すると、下のようになります。
- オリックス銀行の実質年率は「1.7~17.8%」(実質年率)である
- 下限金利は大手の銀行カードローンの中で4番目に安い
- 高額キャッシングの時に、特に低金利になる(400万円以上が目安)
- 上限金利は高く、17.8%でプロミスと同じ
- 利用手数料無しで使える提携ATMが多い
というのが、今回のポイントでした。これからオリックス銀行カードローンや、その他の銀行キャッシング、あるいは消費者金融などでお金を借りようとしている方々に、参考にしていただけたら幸いです。
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