大手メガバンクカードローン、みずほ銀行カードローンの特徴まとめ

銀行カードローンナビ

2015.01.16

複数のお札と電卓とペン

メガバンクで一番低金利なキャッシング

みずほ銀行カードローンの特徴を一言で言うと、見出しの通り三大メガバンク(その他は三菱UFJ銀行・三井住友銀行)が提供する銀行カードローンの中で、一番低金利であるということ。こう書くと、カードローン・消費者金融・キャッシングの知識がある人であれば、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の下限金利の「1.8%」の方が、みずほ銀行カードローンの下限金利の「3.5%」より低金利だ…という反論・反駁をされるかも知れません。

確かにこの指摘はもっともですが、実は「キャッシングで、利用者にとって関係がある金利は、上限金利のみといっても過言ではない」のです。完全に上限金利のみということはありませんが、仮に上限金利が適用されなかったとしても「上限金利に近い金利になる」というのは間違いないのです。

「100万円以下のキャッシング総額では、上限金利が適用金利になる」というのが、カードローンの世界の常識中の常識ですからね。仮に100万円以上を借りて、上限金利を「脱出」したとしても、やはり上限金利と大して変わらない金利になる…ということです。だからこそ、キャッシング・カードローンの金利比較というのは「下限金利」ではなく「上限金利」によってすべきなんですね。

そのような上限金利で比較すると、三大メガバンクの場合は下のようになるわけです。

  • みずほ銀行…14.0%(実質年率)
  • 三菱UFJ銀行…14.6%(実質年率)
  • 三井住友銀行…14.5%(実質年率)

このように「三大メガバンクの銀行のキャッシングの中で、上限金利が一番低金利なのは、みずほ銀行カードローン」という状況になっているわけですね。この状態はもうかなり長期間続いているので、おそらく今後もこの金利が維持される可能性が高いでしょう。

ということで、みずほ銀行カードローンの最大の特徴の一つは、このように「三大メガバンクが提供するキャッシングの中で、上限金利が最も低金利・低利息になっている」という点だと言えるのです。

上限金利は、大手の銀行カードローンで3番目に安い

まず三大メガバンクのキャッシングのみでの比較からスタートしましたが、大手の銀行カードローン全体だと、みずほ銀行カードローンの上限金利はどのくらいのレベルになるのか。これは結論を書くと、見出しの通り「3番目、ベスト3」となります。上位の2つの銀行カードローンも含めて一覧にすると下のようになります。

  • ソニー銀行…13.8%(実質年率)
  • イオン銀行…13.8%(実質年率)
  • みずほ銀行…14.0%(実質年率)

このように、僅差ではありますが、ソニー銀行カードローン・イオン銀行カードローンBIGが、みずほ銀行カードローンよりも0.2%低金利な上限金利となっています。「0.2%という実質年率(金利)の差が、どのくらいのものなのかわからない」という方がほとんどだと思いますが、これは大した差ではありません。

たとえば「10万円」キャッシングしたとしましょう。ソニー銀行・イオン銀行の上限金利の「13.8%」というのは、10万円を1年借りっぱなしだったら、年間で、10万円の13.8%の利息がかかるという意味なのです。10万円の13.8%ということは「13800円」ですね。これが、イオン銀行カードローンBIGとソニー銀行カードローンの「年間利息」となります。

一方、みずほ銀行カードローンの方は、同様の計算で「14000円」となります。つまり「10万円を1年借りて、年間で200円の利息差しかない」ということです。1万円で換算すると「1万円を1年借りて、20円の利息差」ということですね。「ほとんど意味がない、誤差の範囲内」ということがわかるでしょう。

ということで、確かにみずほ銀行カードローンは、ソニー銀行・イオン銀行に比較して上限金利が0.2%高くなっています。しかし、これは「よほどの金額を借りない限り、高額キャッシングをしない限り、ほとんど有意な差にはならない」ということなんですね。

100万円の一歩手前の「99万円」を借りたとしても、「年間で2000円」の利息差しかないのです。1ヶ月当たりに換算したら「わずか180円」ということで、100万円近くの高額借入をしても、差は生まれないということがわかります。

と、少々利息シミュレーションが詳しくなりましたが、要するに「みずほ銀行カードローンは、それだけ上限金利が低い、利息面で有利な銀行のキャッシングである」ということですね。

キャッシングの金利は上限金利で決まる

ここまでひたすら上限金利の比較のみをしていますが、ここまで「上限金利」(最高金利)が重要な理由を、再度詳しく説明します。

キャッシングというのはまとめ買い割引と同じ要領で、たくさん借りれば借りるほど低金利になるというシステム・体制になっています。ということは「少額借入・小口キャッシングの時には、一番高い金利が設定される」ということなんですね。

この少額キャッシングとか小口融資という言葉の定義は、人によってそれぞれでしょう。学生にとっては「10万円」でも大金であり、大口キャッシングになるかも知れません。(実際、クレジットカードのキャッシング枠は学生向けだと最高限度額が5万円だったりします)

しかし、一般的には、大手の銀行カードローン・消費者金融で上限金利が適用されるのは、「大体100万円以下」となっています。これは先にも書いた通りです。たまに「50万円から、上限金利より低い金利に切り替わる」という銀行カードローンもありますが、ほとんどは「100万円」をボーダーラインとして、初めて上限金利を「卒業」するようになっています。

そして、言うまでもありませんが、多くの人は一つの借入先で「100万円以上」を借りることはできません。貸金業法の総量規制のルールを単純に当てはめれば「年収の3分の1までしかキャッシングできない」というルールにより、年収300万円が必要となるからです。年収300万円というのは、日本人の平均年収よりはやや安いですが、キャッシング・カードローンを利用する人(特に消費者金融を利用する方々)の中では、割と高い方の年収です。

そういう「それなりに稼いでいる人」であっても、一箇所のキャッシング業者・ブランドでかりらる最高の金額が(それも法的に上限の金額が)100万円ということです。それだけ「ギリギリ」の金額なので、よほど信用度・クレジットスコアが高い人でなければ、業者・ブランド・銀行の側も融資はしないといことですね。

下限金利もトップレベルに低金利

ここまでの内容のように、キャッシングの金利比較で一番重要なのは、確かに上限金利です。大部分の利用者・申込者・消費者にとっては「上限金利以外、無視してもいい」と言ってもいいくらいでしょう。(あと、注目すべきのは、初回30日間無利息などの無利息キャッシングのサービスがあるかどうかですが)

では「上限金利と無利息キャッシングだけを見ていればいいのか」というと、基本的にはそうですが、そうでない場合もあります。というのはごく稀にいる、数百万円レベルの高額キャッシングをする利用者・申込者の場合は、下限金利の方が重要になるということですね。当たり前ですが、「ほとんど使われない」とは言え、「たまに使うからこそ、下限金利が設定されている」ということです。人間の肉体と同じですが、本当に使わない部分であれば退化して、消えていきます。下限金利というものが存在すること自体「本当に、その金利が適用されるような、高額借入のできる高額所得者がいる」ということです。

(実際、投資や事業の失敗などで、年収数千万円レベルの富裕層・高額所得者でも、キャッシング・カードローンに頼ることがあります)

というわけで、銀行カードローン・消費者金融の金利(実質年率)を見る時にも、下限金利は一応比較した方がいいわけです。そして、その下限金利を見ても、やはりみずほ銀行カードローンは「トップレベルに安い」という風になっています。

みずほ銀行カードローンの下限金利(安い方の金利)は「3.5%」ですが、これは先程比較したイオン銀行カードローンBIGの「3.8%」よりも低金利になっています。先程の上限金利の比較では「0.2%違っても、実際の利子総額では大した差にならない」ということを書きましたが、下限金利の場合は話は別です。というのは「借入総額自体が大きいので、0.1%違うだけでも、かなりの利子総額の違いになる」ということです。

イオン銀行カードローンBIGで「3.8%」の下限金利が適用されるには、大体イオン銀行の最大限度額である「800万円」近くを借りることになります。みずほ銀行カードローンの最高限度額は「1000万円」ですが、仮に両方「800万円」借りたとしましょう。

そうすると「800万円の0.3%」が、年間利息の差になるわけです。800万円の1%は8万円で、0.1%は8000円。その3倍なので「2万4000円」となります。つまり「800万円借りると、年間で2万4000円の利息差になる」ということです。(みずほ銀行カードローンとイオン銀行カードローンBIGで、それぞれ800万円を1年間借りた場合)

これを大きいと見るか、少額と見るかは人それぞれかも知れません。「800万円なんて大金を借りて、2万4000円だったら大した違いではない」という人もいるでしょう。そうかも知れませんが、2万4000円を道に落としたら、おそらくほとんどの人はかなりショックを受けるはずです。それと同じことですから、やはりそれなりに大きい金額だと言えます。

何はともあれ、低金利で人気のイオン銀行カードローンBIGに対しても、下限金利でこれだけリードしているということで「みずほ銀行カードローンは、下限金利でも安い方である」ということができるわけです。

土曜日・日曜日・祝日の最短当日借入はできない

ここまでは、みずほ銀行カードローンの特徴の中でも、特に「低金利である」というメリット(長所・利点)ばかりを書いてきました。これだけだと特徴の説明というより、持ち上げるだけの提灯記事になってしまうので、みずほ銀行カードローンのデメリット・短所・注意点も書いておきましょう。

まず最大のものが、見出しの通りみずほ銀行カードローンでは土曜日・日曜日・祝日・週末・休日の最短即日キャッシングができないということ。大手の消費者金融は全部土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入ができて、大手の銀行カードローンでも七割ほどはできる…という現状を考えると、みずほ銀行カードローンのようなメガバンクのキャッシングで土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入ができないというのは、少々意外かも知れません。

この段落では、みずほ銀行カードローンやその他の銀行のキャッシング、あるいは消費者金融の、土曜日・日曜日・祝日・週末・休日の最短当日融資について書いていきましょう。

みずほ銀行の口座があっても不可

カードローン・消費者金融・キャッシングの知識がある人が真っ先に想像したのは「みずほ銀行の口座がない人だと、土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入ができない、ということではないか?」ということだと思われます。というのは、楽天銀行スーパーローン(カードローン)など、このパターンの大手の銀行カードローンが多いからです。

しかし、みずほ銀行カードローンの場合は、たとえみずほ銀行の口座やキャッシュカードをすでに持っている方であっても、土曜日・日曜日・祝日の最短即日キャッシングはまったくできない…というシステム・ルールになっています。メガバンクということでかなり意外な感じ・印象はありますが、そのような方針を貫いています。

この点は後で説明しますが、みずほ銀行カードローンは土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入は不可能な分、先にも書いた通り上限金利が低金利だったり、返済計画の再編・借入先の変更がしやすいなどのメリットがあるという点が指摘できます。要は「それぞれの銀行カードローンで方針があり、それによって一長一短がある」ということです。どの業界でも、人間の営み自体がそういうものかも知れませんが、「土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入ができないからと言って、別にみずほ銀行カードローンのサービスが、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」などに比較して劣っているわけではない」ということですね。

週末・休日はATM利用手数料もかかる

上のような前提の上で、さらにみずほ銀行カードローンの短所・デメリットを記載すると、土曜日・日曜日・祝日・週末・休日のATM利用手数料は、みずほ銀行ATMであっても、有料になるという点があります。「いや、銀行預金の引き出しでもそうなんだから、普通では?」と思うかも知れません。確かに、カードローン・消費者金融を利用したことがない方だと、そのように思うのも自然だし、ナチュラルでしょう。

しかし、銀行預金と違い、カードローン・キャッシングの場合は、普通は土曜日・日曜日・祝日・週末・休日であっても、利用手数料がかからない…という風になっているんですね。三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」などはその典型例です。土曜日・日曜日・祝日にどれだけ借入・返済をしても、ATM利用手数料は無料ということです。

「じゃあ、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の方がいいじゃん」と思われるかも知れません。確かに、臨時返済・任意返済をよくする人、あるいは追加借入をひんぱんにするというユーザーの方であれば、このように「ATM利用手数料なしでOK」という条件の方が、借入・返済がしやすくムダなコスト・費用もかからず、有利だといえます。

しかし、そうでない利用者・申込者もいるわけです。つまり定期返済・約定返済しかせず、臨時返済・任意返済はまったくしない。追加借入もしないというような、安定した、コンスタントな使い方をする方ですね。

こうした方の場合はどうなるか。「自分がまったく利用しない、ATM利用手数料に関するサービスの分まで、利息で一緒に負担している」ということなのです。言うまでもないことですが、銀行預金で有料になっているATM利用手数料を無料にするということは「その分の費用・コスト・資金は、銀行カードローンの利用者の利子・利息から出している」ということになるのです。別に騙しているわけではなく、ATMというマシンを実際に動かすわけですから、お金をどこかから調達しないといけないのは当然のことです。

つまり三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」のように「週末・休日(土曜日・日曜日・祝日)のATM利用手数料は無料」という条件の銀行カードローンというのは、実は「追加借入をしない人たちが、する人たちの分まで利息を払っている」ということになってしまうわけです。(あえてわかりやすく、ネガティブな見方をするとですが)

追加借入をする人にとってはありがたいことですが、しない人にとっては不公平ですよね。そうした方にとっては、みずほ銀行カードローンの方がいいわけです。そもそも、臨時返済・任意返済をするにしても、土曜日・日曜日・祝日・週末・休日を避ければいいというだけの話なのですから。平日に返済すればいい、ということですね。

と言うように考えると、これはみずほ銀行カードローンのデメリット・短所というより、むしろ「メリット・長所・利点」というべきトピックスかも知れません。(人間万事、塞翁が馬とか、禍福は糾える縄の如しということわざが昔からありますが、それと同じですね)

土日融資ができない分、低金利

先にも少し書いたことですが、みずほ銀行カードローンでのキャッシングには、ここまで書いてきたようなデメリット・短所がある代わりに、メリット(長所)も非常に多いのです。要はみずほ銀行カードローンというのは全体的に、土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入をしたり、週末・休日に追加借入や臨時返済・任意返済をしたりしない、落ち着いた余裕がある利用者のためのキャッシングということなのです。三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」よりもやや、信用度・クレジットスコアが高い人に向けたサービス…ということですね。

これは別に、「三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」を利用する人はクレジットスコア(信用度)が低い」と言っているわけではありません。事実、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」でも消費者金融やクレジットカード会社などと比較したら、相当審査が厳しいわけですから(クレジットカードと言ってもピンからキリまでですが)。

というように、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の審査でも十分厳しいし、信用度・クレジットスコアがかなりハイレベルな方のためのサービスなのですが、「みずほ銀行カードローンの方が、さらに信用度が高い人のためのサービス」ということなんですね。(わずかな差ではありますが)

経済力・資金力があって、経済的に余裕がある人の場合は、土曜日・日曜日・祝日・週末・休日にお金を借りようなどと、バタバタすることがほとんどありません。別に週末・休日に最短即日キャッシングをするのが悪いということではなく、あくまで「そうした経済力のある人は、そういう傾向がある」という事実です。

世の中にはいろんな人がいるべきであり、それぞれの人に向けたサービスがあるべきです。その点、みずほ銀行カードローンと三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」(あるいは他の銀行キャッシング)は、それぞれ微妙に異なるイメージ・職業・属性の顧客層のために、サービスを特化させている…ということなんですね。

最高借入枠1000万円は、銀行融資で最大

みずほ銀行カードローンの最高極度額は「1000万円」となっています。(先程、イオン銀行カードローンBIGとの比較でも触れましたが)

この「最大限度額1000万円」という金額は、大手の銀行カードローンの中では最大レベルとなっています。みずほ銀行カードローンを除外すれば、1000万円の最高極度額が設定されているのは、下の銀行カードローンだけになります。

  • ジャパンネット銀行カードローン
  • 横浜銀行カードローン

その他、あまり一般的でない銀行カードローンも含めればいろいろありますが、メジャーな銀行のキャッシングでは、これらになります。要は「1000万円という高額の最高借入枠が制定されている銀行カードローンは、あまりない」ということです。この点でも、みずほ銀行カードローンは特徴的であり、高額のキャッシングをしたいという人にとって、良い借入先である…ということが指摘できます。

みずほ銀行カードローン以外の、最大1000万円の銀行と比較

この「最高与信枠・最大融資枠1000万円まで借入可能」という点をさらに深く掘り下げるため、他の2つの銀行カードローンとみずほ銀行カードローンの比較もしてみましょう。まず、それぞれの実質年率を書くと下のようになります。

  • みずほ銀行…3.5%~14.0%(実質年率)
  • ジャパンネット銀行…2.5%~18.0%(実質年率)
  • 横浜銀行…1.9%~14.6%(実質年率)

パット見てジャパンネット銀行のネットキャッシングの上限金利の18.0%というのが、突出して高金利であるというのがわかるでしょう。カードローンの知識がある人だったら、一発でわかるでしょうが、これは大手の消費者金融と同じ金利です。アコム・プロミス・アイフル・ノーローン・SMBCモビットなどと、同等の上限金利…ということですね。(端的に言って、銀行カードローンとしては高金利な部類です)

もちろん、大手の銀行カードローンでも他には新生銀行カードローン レイクが同様に「上限金利18.0%」という実質年率になっています。しかし、新生銀行カードローン レイクは「初回30日間無利息」「5万円まで180日間無利息」という2種類の無利息キャッシングを適用できるなど、実際の利子総額では実は低利息になるという隠れたメリット(長所)があります。なので、ジャパンネット銀行のネットキャッシングより、新生銀行カードローン レイクの方が実際の利子総額では有利なんですね。

何はともあれ、ジャパンネット銀行のカードローンの上限金利は、このように高いわけです。序盤にも書いた通り、キャッシングの金利というのは上限金利が命ですから、ほとんどの人にとっては、この「最高限度額1000万円」の3つの銀行カードローンの中では、ジャパンネット銀行カードローンは、金利面では外した方がいいかも知れない…ということですね。

(ただし、すでにジャパンネット銀行の口座を持っているなど、借り入れしやすい条件がある方の場合は別です)

下限金利で比較すると、みずほ銀行カードローンよりも横浜銀行カードローンの方が低金利…ということがわかります。1.9%と3.5%ですからね。仮に両方1000万円借りていたとしたら、1.6%の違いというのは、年間利息にして16万円となります。「1000万円キャッシングして」という破格の条件にしても、16万円はやはり大きい…と感じる人が多いでしょう。

このように、横浜銀行カードローンとみずほ銀行カードローンを比較すると、下限金利の勝負では、横浜銀行に対してみずほ銀行は勝つことができません。しかし、先にも書いた通り「重要なのは上限金利」であって、上限金利の比較だと、14.0%と14.6%で、みずほ銀行カードローンの方が横浜銀行カードローンよりも低金利に設定されているという点が見逃せません。これを見ると「ほとんどの人の申込者にとっては、実はみずほ銀行カードローンの方が低金利である」ということがわかるでしょう。

こうして見ると「最高与信枠1000万円」の大手の銀行キャッシングのグループでは、みずほ銀行カードローンはもっとも低金利な借入先…ということがいえます。

高額のキャッシングをしたい、高収入な人におすすめ

1000万円まで借りるかどうかは別にして、このような巨額の最高借入枠が設定されているということは、500万円や800万円という、その一歩手前の高額キャッシングも、他の銀行カードローンよりはしやすいということです。それはそうですよね。

  • 最高限度額500万円の銀行カードローンで、500万円借りる
  • 最高与信枠1000万円の銀行のキャッシングで、500万円借り入れする

この両者を比較したら、間違いなく後者の方が「審査に申し込みやすい」はずです。別に審査が甘い・ゆるいというようなニュアンスではなく、審査する銀行カードローンの側として「ああ、500万円?いいよ。通しておいて」と、支店長クラスの方などが言いやすいということです。(繰り返しますが、審査が甘い・ゆるいということではなく、要は個人向け融資に対して、その銀行が大きな金額を投入しているから、決定がしやすいということです)

逆に言うと、最高借入枠が500万円などの少額に抑えられている新生銀行カードローン レイクや、あるいは静岡銀行カードローン「セレカ」、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」などは「個人向けの融資やリテール金融より、事業融資などに大きな金額を回している」ということが想定できます。どちらに重点を置くか…という違いなんですね。

(金子みすゞではありませんが、「みんな違って、みんないい」ということです。)

何はともあれ、このような根拠から、みずほ銀行カードローンは「特に500万円を超えるような、超高額借入をしたい人に向いている」ということができます。500万円を借り入れ・借金するには、単純計算で年収1500万円程度は必要ですし、800万円なら年収2400万円、1000万円なら年収3000万円が必要になります。

カードローン・キャッシング・消費者金融の知識がある人だったら、すぐに気づいたでしょうが、これは総量規制(貸金業法の中のルール)の「年収の3分の1までしか融資してはいけない」という条項から計算しています。

※貸金業法第13条の2第2項の規定の対象は貸金業者に限られているわけですが、一般的には銀行カードローンの最高借入枠も「年収の3分の1までで止まることが多い」というわけで、このように単純計算しています。実際、それ以外の指標など出しようがありませんからね。勤務先の安定度や勤続年数、給与形態など指摘し始めたらきりがありませんから。とりあえず年収だけを基準にするとシンプルにこうなる…ということです。

みずほ銀行の利用実績があると審査で有利

その他、これはみずほ銀行カードローンだけでなく、どの銀行のキャッシングの審査でもいえる特徴で、逆に言うと消費者金融ではない特徴ですが、その銀行口座を普段から利用している人の場合は、やや審査に申し込みやすくなる可能性があるということが言えます。あくまで「可能性」だけであって、必ず審査通過率が高くなるとか、借りやすくなるというようなことは記述していません。その点は重々理解して下さい。

その銀行の口座の利用実績があると有利になるというのは、たとえば下のような理由からです。

  • お得意さんへの感謝という気持ち
  • 実際に生活している人なので、反社会勢力の不正利用などのリスクがない
  • 銀行口座の預金残高などを見れば、その人の経済状況がわかる
  • 口座引落による返済がしやすい

などなど。理由はたくさんありますが、主だったものはこれらのような理由でしょう。

「口座引落による返済」というのは特に重要なポイントで、たとえば融資した後に、その申込者が実は悪質なユーザーで、まったく返済をしなかったとします。督促や取立てをしても、一向に返済しようとしない…、このような場合にはどうすればいいか。

もし、その人のメインバンクがその銀行であれば、銀行カードローンの側は、口座に入金されたら、すぐ引き落とすようにしてしまえばいいんですね。利用者が返済していないのだから、これは別に悪いことではありません。

もしメインバンクでないならそうして引き落とししようにも、お金が口座に入金されていないわけです。しかし、メインバンクだったら、お給料などが入金されるので、それができます。そして、そもそも利用者の側がそれを良く知っているので、メインバンクの銀行カードローンに対しては、そのような重度の延滞・滞納をしたりしないわけです。するならお給料が振り込まれるメインバンクの口座とは、別の銀行カードローンを使う…ということですね。

なので、普段使っている銀行でキャッシングの審査に申し込むと、銀行カードローンの側も「この人は、しっかり返済してくれるだろう」と期待するので、比較的審査が柔軟になる…ということです。(もちろん、金融庁が見ても問題ないくらいの一定の信用度・クレジットスコアがある…という条件になりますが)

おそらくみずほ銀行カードローンでもこのように「普段使っている銀行がみずほ銀行であれば、審査に申し込みやすくなる」という可能性が、ある程度はある…という風に考えて下さい。

みずほ銀行カードローンの特徴・利点、まとめ

上限金利の安さ、最高限度額の大きさなども含めて、みずほ銀行カードローンの特徴・メリットや利点を、包括的・横断的に整理してきました。最後に簡結にポイントをまとめると、下の一覧のようになります。

  • みずほ銀行カードローンは上限金利が低金利である
  • 14.0%で、バンクイックの14.6%などより低金利
  • 三大メガバンクの銀行カードローンで、一番上限金利が安い
  • 最高極度額1000万円で、高額キャッシングがしやすい
  • 1000万円グループの銀行カードローンで、一番上限金利が低い
  • 土曜日・日曜日・祝日の最短即日借入はできない
  • ATM利用手数料も土曜日・日曜日・祝日や時間外は有料になる
  • ムダなサービスがない分、低金利という銀行カードローン

上記が、みずほ銀行カードローンの特徴の抜粋になります。キーワードは最後の一行でムダなサービスを省いて、その分低金利にしているということになるでしょう。ある程度経済的に資金力が安定していて、追加借入や臨時返済・任意返済などをひんぱんにする必要がない…というような落ち着いた生活をしている方に、比較的向いている銀行カードローンかも知れません。

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