会社退職やリストラ時のお金の借り方・カードローン申込み

キャッシング基礎知識

2015.08.11

mag082

会社を退職したり、リストラされた場合。
以前からカードローンを契約していたなら、そのことをカードローン会社に連絡する必要があります。
これから契約するなら、もちろん「無職」という肩書で審査を受けます。

定年退職後も、以前から契約していた場合、やはり「退職した」という連絡をします。
これから契約する場合「年金生活者」として審査を受けます。
(年金をもらえる場合ですが)

どちらにしても審査に通りにくいのは確かですし、カードローンの限度額も、これまでより小さくなる可能性があります。
こういう場合は、カードローンだけでなく、国の融資や支援制度を活用するのも、一つの手です。

見出し一覧

1.会社退職やリストラの場合、求職者支援制度の活用もあり
1-1.求職者は月10万円+交通費をもらえる
1-2.ハローワークの職業訓練を受講するのが条件
1-3.家族と同居の場合、もらえないことも(世帯年収により)

2.定年退職後は「年金担保貸付制度」の活用もおすすめ
2-1.年金の月額の1.2倍まで借りられる
2-2.金利は1~2%、消費者金融の18分の1~9分の1
2-3.申し込みから融資まで3週間かかる

3.カードローンを申し込む場合、まずアルバイトをする
3-1.「無職」より「アルバイト」の方が審査に断然通りやすい
3-2.借入残高・借入件数を減らすなどしてから、申し込む
3-3.クレジットカードの保有枚数も減らしておく

4.まとめ「退職した場合、一番大事なのは再就職すること」

1.会社退職やリストラの場合、求職者支援制度の活用もあり

1-1.求職者は月10万円+交通費をもらえる

求職者支援制度を活用すると、「職業訓練受講手当」というものをもらえます。
これは返済の義務がありません。「もらえるお金」です。

それが月10万円もらえて、しかも交通費ももらえるんですね。
交通費は、ハローワークに通うまでの交通費です。

1-2.ハローワークの職業訓練を受講するのが条件

職業訓練受講手当をもらう条件は「ハローワークの職業訓練を受ける」ということ。
名前通り「職業訓練」を「受講」する人のための「手当」なんですね。

というわけで、ハローワークにしっかり通う必要があります。
基本的に全部出席するのが条件で、やむを得ず欠席する場合も、その割合が一定以下である…という条件があります。

何にせよ、本当に再就職したいと思っているなら、ハローワークの職業訓練は役立つでしょう。
役立つ職業訓練を受けながら、お金ももらえるのだから非常にいい制度です。

1-3.家族と同居の場合、もらえないことも(世帯年収により)

求職者支援制度を活用するには、条件があります。
その一つが「世帯収入が月25万円以下」ということ。

世帯収入なので「家族の月収」です。
つまり、父親の収入が月25万円以上あったらダメということですね。

また、本人の月収も8万円以下というのが条件です。
基本的に「一人暮らしで、ほとんど収入がない方のため」の制度だと考えましょう。

ちなみに、その他の条件として「世帯の金融資産が300万円以下」というのもあります。
つまり「貯金が300万円以下」ということですね。

(金融審査というのは、株式なども含みますが、求職者支援制度を受ける方が、株式投資をしているとは思えないので、貯金と考えてOKです)

2.定年退職後は「年金担保貸付制度」の活用もおすすめ

2-1.年金の月額の1.2倍まで借りられる

年金担保貸付制度は、年金でもらえる月額の1.2倍まで借りられます。
つまり、毎月30万円の年金がある人だったら、36万円借りられるということです。
(30万円の年金という方はあまりいないとは思いますが)

その他、「1回当たりの返済金額の15倍以内」という条件も選べます。
この場合、たとえば「毎月2万円返済する」という約束をしたら、30万円借りられる…ということです。

これらの条件に加えて「最大250万円」という上限。
ただ、上にも書いたような計算で250万円まで行くのはまずありえません。

なので「月額の1.2倍」「月々の返済額の15倍以内」と思ってください。
(つまり、大体20万円~30万円程度です)

2-2.金利は1~2%、消費者金融の18分の1~9分の1

国の融資なので、金利は非常に安いです。
年金による融資制度は2つあって、年金担保貸付制度はその一つ。
この金利は「1.6%」です(実質年率)。

もう一つの恩給・共済年金融資という制度は「1.00%~2.05%」です。
こちらは元公務員だった方のための融資です。

両方を総合すると、金利は「1%~2.05%」ということ。
消費者金融の金利は大体「実質年率18%」なので、18分の1~9分の1ということですね。

2-3.申し込みから融資まで3週間かかる

年金担保貸付制度は国の融資なので、審査から融資までは時間がかかります。
大体3週間はかかると思ってください。

なので「今日中に借りたい!」などの急ぎの場合には難しいです。
この場合は普通に消費者金融などに申し込みます。

ただ、会社を退職されたりリストラされたりした後だと「無職」なので、審査に通りにくいでしょう。
この場合、独自審査(自社審査)の貸金業者など、審査がゆるい(甘い)業者で申し込んだ方が通りやすいかも知れません。

しかし、これらの業者は審査が甘い分金利が高いです。
法定金利ギリギリの高金利を取っているので、あまりおすすめはできません。

3.カードローンを申し込む場合、まずアルバイトをする

3-1.「無職」より「アルバイト」の方が審査に断然通りやすい

ここまで国の融資制度を紹介してきましたが、カードローンで借りたい場合はまず「アルバイト」を始めましょう。
少し前まで会社で働いていたとしても、現時点で退職しているなら「無職」です。

年金生活者もカードローンの審査では「無職」とほぼ同じ扱い。
「年金以外の収入」があることが、審査の必須条件とされています。
(消費者金融の場合)

なので、どの道アルバイトが必要なのです。
本当にカードローンから借りたいと思っている場合は。

実際に返済する時にもアルバイト収入があった方が返済しやすいはずですし、アルバイトは探した方がいいでしょう。

3-2.借入残高・借入件数を減らすなどしてから、申し込む

少しでもカードローンの審査に申し込みやすくするため、借入件数や借入残高を減らしておきましょう。

借入件数を減らすには、いわゆる返済計画再編のためのローンを使います。
もしくは、少額の完済しやすい所から順番に完済していきます。
これで借入・返済は減ります。

借入総額も、できるだけ減らしましょう。
貯金があればおろして、それを使って返済します。
あるいは、家庭内の不要品を売りに出して、それで現金を作り返済しましょう。

こうして借入総額を少しでも減らすと、「借金が少ない」という点でも審査に申し込みやすいです。
しかし、もっと重要なのは「返済をし始めた」という実績なんですね。

こうしてマジメに完済する意志を見せていれば「この人は多分、うちでも完済してくれる」と思って、融資してくれやすくなります。
なので、少しでも借入残高を減らす努力が重要なのです。

3-3.クレジットカードの保有枚数も減らしておく

これも会社を退職した方に限らず、すべての方がキャッシング審査に通るコツでもあります。

クレジットカードをたくさん持っていると、「すべてのカードで限度額いっぱいまで買い物をして、自己破産」ということもできます。
もちろん、そんなことをする人はめったにいませんが、少しでもその可能性がある以上、キャッシング会社は審査に慎重になります。

なので、クレジットカードをできるだけ解約して、枚数を少なくすると信用してもらえるんですね。
実際、借りられる会社が少なくなると、人間の借金はそんなに膨らまないものです。

そして、借金が膨らまなければ、自然と完済のモチベーションも上がり、実際に完済できるものです。
ということで、会社を退職した方がキャッシング審査を受ける時も、事前に使っていないクレジットカードを、できるだけ解約しておきましょう。

4.まとめ「退職した場合、一番大事なのは再就職すること」

会社を退職されたり、あるいはリストラされた場合、一番大事なのは、できるだけ早く再就職することです。
今の日本では、再就職するまでのブランクが長いほど、面接での反応が厳しくなります。

厳しくなるからますます再就職しづらくなり、さらにブランクが長引く…という悪循環になってしまうんですね。
なので、カードローンで借りてピンチをしのぐというのも大事ですが、それと並行して、再就職のことをしっかり考えましょう。

また、ムリに就職しなくても起業して自営業になる、というのも一つの手です。
私自身も就職できなくて自営業になった口ですが、会社員の方よりも高めの収入をいただいてますし、不安定ではありますが、楽しく生活しています。

要は就職でなくても「何かしら稼ぐ方法を見つける」ということです。
カードローンの審査に通った後の返済でも、稼ぐことはどの道必要なので、この機会に「稼ぐ力」についても真剣に考えてみてください。

一緒に読まれている記事一覧

人気キャッシング一覧

  • キャッシング総合人気ランキング
  • 即日融資カードローンランキング
  • 専業主婦カードローンランキング
  • おまとめカードローンランキング

キャッシング総合人気ランキング(当サイトおすすめ順)