金利・限度額・審査基準を徹底比較!消費者金融系カードローン

キャッシング基礎知識

2015.10.15

 

mag098

消費者金融系のカードローンを比較すると、結論は下の通りです。

・金利…みんな同じ。30日間無利息で大きく変わる。
・限度額…みんな同じ。最大500万円。50万円までな収入証明書不要。
・審査基準…ほぼ同じ。ノーローン・レイクは厳しい。

…という風です。
以下、詳しくまとめます。

■見出し一覧

1.消費者金融系カードローンの金利の比較
1-1.金利はどこも「実質年率18%」
1-2.大きく差がつくのは「30日間無利息」「5万円まで180日間無利息」
1-3.大きい金額で低金利にしたいなら、銀行カードローンの方がいい

2.消費者金融の各業者の借入限度額について
2-1.どこも最大500万円。ノーローンだけ最大300万円
2-2.総量規制があるので、最大限度額まで借りるのはまずムリ
2-3.50万円以下でも収入証明書が必要なケース

3.大手の消費者金融の審査基準・通る条件について
3-1.審査に申し込みやすいのはどこか?審査通過率で比較
3-2.ノーローン・レイクは審査に通りにくい
3-3.「電話連絡なし」にできるおすすめはSMBCモビット?

4.まとめ「比較するよりも、急いで借りて早く完済するのが最重要」

1.消費者金融系カードローンの金利の比較

1-1.金利はどこも「実質年率18%」

消費者金融の金利はどこも同じ。
「実質年率18%」です。

プロミスだけ「17.8%」ですが、大した違いではありません。
また、これらは上限金利で、安い方の「下限金利」は多少違います。

しかし、下限金利は無視していいです。
というのは、下限金利が適用されるのは、最大の500万円(かその近く)まで借りた時だけで「普通の人には関係ない」からです。

消費者金融の下限金利は、はっきり言って「お飾りの数字」と思ってください。
なので、上限金利だけで比較しますが、上限金利はどこも18%。
ということで、違いはないのです。

1-2.大きく差がつくのは「30日間無利息」「5万円まで180日間無利息」

消費者金融の金利で大きく差がつくのは「30日間無利息」。
プロミス・アコム・レイクが採用しているシステムです。

金利が同じということは、「最初の1ヶ月無利子になる」というだけでも明らかにリードします。
こういう比較は「その他の条件はすべて同じ」という条件で比べますから、当然です。

最初の1ヶ月でついた差は、数学的に考えて、今後二度と埋まることはないのです。
(もちろん、時間が経てば経つほど、差は薄れていきますが)

また、30日間無利息だけでなく、レイクの場合は「5万円まで180日間無利息」というシステムもあります。
これは5万円以上借りていても「5万円部分に適用」してくれるので、実質一番の低金利はレイク…と言えるかも知れません。

(ただ、レイクは審査が厳しいので急ぎの時にはおすすめしません)

1-3.大きい金額で低金利にしたいなら、銀行カードローンの方がいい

金利というのは、借入金額が大きいほど安くなります。
この「たくさん借りた時の金利」は、業者によって違いがあります。

(これは総合的な信用度で判断するので「いくらから○○%です」という基準は公開されていません)

ということで「たくさん借りる」場合は、消費者金融の中でも金利の差がつきます。
しかし、そんなところで「低金利」を探す必要はありません。

差がつくくらいの大きな金額というのは、100万円以上です。
これだったら、もう消費者金融ではなく銀行カードローンで借りた方がいいです。

消費者金融の中でどこが一番、この金額帯で低金利か―。
そんな比較をしている間に、どこか適当な銀行カードローンで借りた方が、断然低金利なのです。

100万円以上からは、もう消費者金融の守備範囲ではないんですね。
ということで、差がつく大きい金額の場合でも、消費者金融の金利比較は意味がないのです。

(なので、低金利を求めるなら「無利息期間」に注目しましょう)

2.消費者金融の各業者の借入限度額について

2-1.どこも最大500万円。ノーローンだけ最大300万円

消費者金融の借入限度額は、どこでも最大500万円。
ただし、ノーローンだけやや小規模なので「最大300万円」となっています。

と言っても、これも大した違いではありません。
どの道この金額まで借りられる人はいないからです。
(この次で詳しく書きます)

仮に借りられたとしても、消費者金融でこんな大金を借りるのは、間違っています。
こういうのは銀行カードローンの仕事だからです。

消費者金融というのは「少額を短期間借りる」ためにあるのもので「高額で長期間借りる」場合は、どう考えても銀行カードローンなのです。
(上下左右、どこから見ても銀行カードローンなのです)

2-2.総量規制があるので、最大限度額まで借りるのはまずムリ

上にも書いた通り、そもそも「最大限度額まで借りられる」という人はいません。
「総量規制」というルールがあるためです。

総量規制とは「年収の3分の1までしか借りられない」というもの。
ということは、500万円借りるには「年収1500万円」が必要なのです。

ノーローンの300万円すら「年収900万円」が必要です。
いかに非現実的かわかるでしょう。

これらの高収入の方々が、わざわざ消費者金融のカードローンで借りるとは思えません。
借りてもいいですが、銀行カードローンの審査に十分通るでしょう。
(高収入ということは、企業も大企業の可能性が高いですし、勤続年数も長いはずなので)

ということで、消費者金融の「最大限度額」というのは、はっきり言ってただのお飾りなんですね。
もちろん、これは別に変なマーケティングとかではありません。
カフェに植物が飾られていても、何も悪くないのと同じです。

2-3.50万円以下でも収入証明書が必要なケース

借入限度額のルールの一つに「50万円以上から、収入証明書が必要」というものがあります。
(消費者金融の場合は、50万です。銀行は大体300万円です)

しかし「50万円以下でも、収入証明書が必要」というケースもあります。
一番多いのが「自営業・法人経営者」の場合です。

個人事業主・フリーランス・会社経営者…どの呼び名でもいいですが、とにかくこれらの「独立系」の方の場合、収入証明書が必要です。

悲しいかな、これらの職業の方は、キャッシング審査では「パート・アルバイトより下」なのです。
たとえ彼らより断然高収入であっても「明日にはその収入が失われるかも知れない」「脱税しているかも知れない」などの容疑をかけられ、審査が厳しくなるんですね。

(実際、脱税に近い行為をしている自営業の方は多いので、この審査の厳しさは、あながち間違いではありません)

というように、自営業は信用度が低いので、収入証明書が必要になります。
確定申告書や納税証明書を用意して、審査に臨んでください。

3.大手の消費者金融の審査基準・通る条件について

3-1.審査に申し込みやすいのはどこか?審査通過率で比較

審査通過率を比較すると、下のようになります(大体の目安です)。

・アコム…47%
・アイフル…43%
・プロミス…40%
・SMBCモビット…40%
・レイク…37%
・ノーローン…22%

…という風です。審査通過率は同じ業者での時期によって激しく変動するので、あくまで目安にしてください。

3-2.ノーローン・レイクは審査に通りにくい

上の審査通過率一覧を見ての通り、ノーローン・レイクはかなり通りにくいです。
レイクはまだしも、ノーローンはかなり厳しいです。

ノーローンの審査にかかる時間は「最短20分」ということで業界最速。
(他の業者は最短30分です)

しかし、その分「落ちました」という連絡もすぐ来ます。
信用度の低い申込者を、容赦なく落としているので、審査が早いという噂です。
(もちろん、破産者を出さないという点で、いいことでもあります)

3-3.「電話連絡なし」にできるおすすめはSMBCモビット?

審査基準が甘いか厳しいかを判断する要素として「在籍確認が必須かどうか」というものがあります。
この点、慣れてない方にも利用しやすいといえるのはSMBCモビット。

在籍確認が気になるならSMBCモビットがおすすめ

アコムの場合は、普通に申し込むだけです。
在籍確認が取れないと、自動的に限度額を10万円以下にされます。

それで大丈夫な人は、これを甘んじて受けましょう。
後日電話確認がされるということですが、されなかったという体験談もあります。

(後日の電話確認がOKだったら、限度額が増やされます)

SMBCモビットの場合は書類の提出が必要。
といっても「会社の保険証」「給与明細」を出すだけなので、簡単です。

SMBCモビットは「三菱UFJ銀行」か「三井住友銀行」の口座があれば、WEB申し込みのみで電話連絡をなしにできます。
SMBCモビットの自慢の「WEB完結申込」というシステムです。

※おまけでプロミスは銀行口座の縛りがない代わりに、無人契約機や電話など「口頭で」申し込む必要があります(電話での在籍確認に対してご要望がある場合、申込完了後すぐに電話で相談してください。)

「一切人と会話せずに申し込みたい」という寡黙な方で、上の2つの銀行の口座がある場合は、SMBCモビットで申し込むのがいいでしょう。

 

4.まとめ「比較するよりも、急いで借りて早く完済するのが最重要」

ここまで書いた通り、30日間無利息以外の要素は、特に比較しても意味がありません。
しかも、その30日間無利息にしても、すぐに返済できるなら、あってもなくても大した違いではありません。

(10万円を1ヶ月借りても、1500円の利子ですから)

消費者金融を選ぶ時一番重要なのは「大手ならどこでもいい」ということ。
「神速で決めて、神速でアルバイトを探し、神速で完済する」というのが、一番大事なのです。

これは多重債務者だった私の経験から言ってもわかります。
こういう行動はとにかく迅速にした方がいいのです。

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