海外旅行中や、海外生活中のキャッシングは、クレジットカードで借りられます。
VISA、MASTER CARD、JCBなど一通りOKですが、JCBは使えない所が結構あります。

一番いいのはやはりVISA、MASTER CARDのどちらか。
MASTER CARDでは、アコムのACマスターカードなど、審査に申し込みやすいカードもあります。

ここでは、そのACマスターカードも含めて、海外でのクレジットカードでのキャッシングのやり方、注意点などをまとめます。

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1.海外のATMでクレジットカードを使うやり方
1-1.画面は英語だが、仕組みは日本と同じ。すぐに使える
1-2.VISA・MASTER CARDが使いやすい。JCBは使えない所も
1-3.クレジットカードでなく、銀行の国際キャッシュカードも使える

2.海外でクレジットカードでキャッシングした場合の手数料
2-1.為替手数料が1～2％ほど取られる。つまり1万円につき200円
2-2.ATM手数料は200円～600円（国や銀行による）
2-3.為替のレートは、その日か数日以内で計算される

3.アコムの「ACマスターカード」もおすすめ
3-1.MASTER CARDなので、海外でも使いやすい
3-2.アコムの借り入れと、クレジットカードを返済計画を再編できる
3-3.審査に申し込みやすいので、クレジットヒストリーの改善にも

4.まとめ「海外では、国際キャッシュカードより、断然クレカがいい」

1.海外のATMでクレジットカードを使うやり方

1-1.画面は英語だが、仕組みは日本と同じ。すぐに使える

私は海外で生活していますが、海外のATMは完全に普通です。
日本と同じです。

言語が英語なので、最初だけちょっと怖いですが、1回使ったらもう楽勝です。
「引き出し…Withdrawal」などの主要な単語を覚えるだけなので、難しいことはありません。

1-2.VISA・MASTER CARDが使いやすい。JCBは使えない所も

クレジットカードのブランドですが、VISA・MASTER CARDが一番使いやすいです。
アメリカン・エキスプレスやダイナーズなどもよく使えますが、これらは逆に日本国内で、少し使いづらいので（特にアメックス）。

JCBは日本では使いやすいですが、海外だとやや使いにくいです。
タイのような日本人だらけの所ならまったく問題なく使えますが、それ以外の国だと、使えないことが多いです。
（たとえば、インドはVISAなら田舎でも対応していますが、JCBはさっぱりでした）

1-3.クレジットカードでなく、銀行の国際キャッシュカードも使える

クレジットカードのキャッシング機能だけでなく、銀行の「国際キャッシュカード」という方法もあります。
この原理は日本の銀行のキャッシュカードと、まったく同じ。

たとえば私は「新生銀行」のカードを使っています。
これは日本の新生銀行のATMでも、共通で使えるものです。

これを海外のATMで使うと、日本の私の口座から、ドル換算されて引き出される…という風ですね。
国境をまたぐだけで、原理はいつものキャッシュカードと同じです。

「日本のセブンイレブンで引き出すか、海外のATMで引き出すか」というだけの違いです。

2.海外でクレジットカードでキャッシングした場合の手数料

2-1.為替手数料が1～2％ほど取られる。つまり1万円につき200円

海外のATMの中に、日本円は入っていません（当然ですが）。
なので、あなたの口座の日本円を「両替」してから引き出します。

この両替の手数料が「為替手数料」です。
これがクレジットカードの場合、大体1～2％取られます。
（1.5％前後が多いです）

たとえば10万円引き出す場合は、1000円～2000円程度引かれるということですね。
これは結構痛いです。

海外生活をしていると、たとえば年間で200万円使ったとしたら、為替手数料だけで2万円～4万円。
物価の安い国で暮らしている割には、意外とお金がたまらないぞ、という人は、こういう所をチェックしてみてください。

関連：海外キャッシングは両替よりもお得！クレジットカードで最もお得に現地通貨を手に入れよう！

2-2.ATM手数料は200円～600円（国や銀行による）

海外のATMは手数料が高いです。
（現地通貨で引き出すなら安いかも知れませんが、外貨だと高いです）

ATMがよく普及している国の場合、200円や300円程度でいいようです。
しかし、たとえば東南アジアなど「まだ、ATMを使うのはリッチな人々だけ」という国になると、手数料が高いです。

たとえばカンボジアの場合、首都のプノンペンだと500円～600円します。
1回引き出すだけで、です。

つまり月1回の引き出しを年間12回したら、それだけで6000円～7200円ということ。
ウソみたいですが、このくらいATM手数料が高いのです。

2-3.為替のレートは、その日か数日以内で計算される

引き出す前に「両替」するわけですから、当然為替レートが適用されます。
ドルで引き出す場合は「円ドル相場」ですね。

レートは日々変わりますが、その日のレートか、引き出しから数日以内のレートで計算されます。
銀行から引き出すキャッシュカードの場合は、その場のレートで計算します。

クレジットカードの場合は後日請求になるので、数日以内のレート…ということもあるようですね。
これは現地の銀行の営業日と日本のクレジット会社の営業日など、いろんな要素が絡んで決まります。

といっても、数日で為替レートが激変するのは、ジンバブエドルくらいですから、日本円の場合は特に心配しなくて大丈夫です。

3.アコムの「ACマスターカード」もおすすめ

アコムは普通のカードローンだけでなく、クレジットカードもやっています。
「ACマスターカード」というもので、名前通りMASTER CARDです。

3-1.MASTER CARDなので、海外でも使いやすい

先にも書いた通り、MASTER CARDは世界のどこでも使いやすいクレジットカードブランド。
世界で使いやすいのは、VISAかMASTER CARDです。

そのため、海外旅行や海外生活にもおすすめ。
日本だと「アコム」ともしわかった場合、何となく恥ずかしいかも知れませんが、海外だったらアコムを知っている人はいません。

（ちなみに、日本でもアコムとはすぐわからないようなデザインになっているので、特に心配はいりません）

3-2.アコムの借り入れと、クレジットカードを返済計画を再編できる

すでにアコムのカードローンを利用している場合、その借り入れと返済計画を再編できるというのも便利です。
アコムでのキャッシングとは別に、クレジットカードでも買い物をしていて、その残高がある…という人もいるでしょう。

これを一つに整理できたら便利ですが、クレジットカードとキャッシングの返済計画の再編は、基本できません。
（やるとしたら、キャッシングでたくさん借りて、クレジットカードを一括返済するくらいです）

しかし、アコムの場合、「消費者金融のキャッシングとクレジットカードの両方で使える」という珍しいカードですから、この両者を返済計画の再編できるんですね。
そういう点でも「アコムでの借り入れと、クレジットカードをまとめたいな」と思っていた方には、おすすめです。

（アコム利用者限定のメリットですが）

3-3.審査に申し込みやすいので、クレジットヒストリーの改善にも

アコムのACマスターカードは、普通のクレジットカードに比べて審査に申し込みやすいという評判です。
（実際に審査が甘いのかはわかりませんが、そういう口コミや体験談は多いです）

確かに「アコム」という名前にステータスを感じる人は正直少ないでしょうし、新規顧客を獲得しづらければ、自然と審査もゆるめになるかも知れません。

なので、クレジットスコアが低い人（信用度が低い人）が、そのクレジットスコアを上げるために、あえてACマスターカードで申し込みする、というケースもあります。
そして、そのACマスターカードでコツコツ返済実績を積み重ね、それでクレジットスコアを上げていくということです。

こうしてクレジットヒストリーを改善すると、その後、他のクレジットカードの審査でも、キャッシングの審査でも通りやすくなります。
住宅ローンなども組みやすくなるでしょう。

…という風に、海外生活や旅行だけでなく、国内での信用度を高めるという点でも、ACマスターカードにはメリットがあります。

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4.コラム「海外では、国際キャッシュカードより、断然クレカがいい」

私は今、海外生活をしていますが、クレジットカードではなく国際キャッシュカードを使っています。

自分で使っていてなんですが、国際キャッシュカードは、為替手数料が高すぎるので、ダメです（笑）。
クレジットカードなら1～2％の手数料なのに、国際キャッシュカードは5～6％なんです。

つまり、10万円引き出すと5000円や6000円を為替手数料で取られているということ。
年間120万円という質素な生活をしても、年間7万円程度、手数料で取られるといことなんですね。

私は2年前にVISAを強制解約になってしまった過去があり、それで今、クレジットカードでのキャッシングができないのですが、この状況は何とかしなくてはいけないな、と思っています。

国際キャッシュカードは、留学生など長期滞在する方も結構使っています。
しかし、自分がいくらお金を取られているか、しっかり計算した方がいいです。

私も最近計算して愕然としたのですが、お金の勉強をしないと、いかに搾取されるのかあらためて実感しました。